国指定史跡「大友氏館庭園」

大友氏館の庭園跡は、1998年(平成10年)の発掘調査により発見されました。調査研究の結果、庭園は約500年前、大友家19代当主・義長の頃に造られ、その後、大友氏最盛期となる16世紀後半、21代当主・宗麟と22代当主・義統の時代に雄大な池をもつ庭園へ改修されたことがわかりました。大分市では、この宗麟・義統の時代の庭園の姿を復元整備することを目的に、平成28年5月から令和2年3月までの間、整備工事を進め、令和2年6月5日より一般公開を開始しました。中世の庭園は、後世の改修によって当時の姿を留めていない例が多いですが、大友氏館跡庭園は、発掘調査によって、池の遺構がほぼ当時の状態で発見され、復元整備によって、その姿を現代に眺めることができます。また、発掘調査により、戦国大名の館跡において、最大級となる東西67m、南北30mの池を持った庭園跡であったことが分かっています。九州六か国を治めた戦国大名大友氏が威信をかけて造った庭園の四季折々の姿をお楽しみください。

映像ガイダンス施設

南蛮BVNGO交流館は、宗麟の生きた時代を体感できる施設をコンセプトに大友氏遺跡や大友宗麟の功績について、工夫を凝らした展示や迫力ある映像等で紹介する施設です。

大友氏館庭園

復元完成した庭園含め、大友宗麟生誕500年にあたる2030年までに築地塀や御殿、中心建物「大おもて」、大型ガイダンス施設などを復元します。

大友氏遺跡史跡ボランティアガイド

館跡、庭園の規模、構造や役割など大友氏遺跡史跡ボランティアガイドが無料でご案内します。